ソビエト連邦

世界最初の社会主義国家であるソビエト連邦はロシア革命の末に１９２２年に成立しました。
１９６５年から連邦が解体された１９９１年の間には数多くの記念硬貨は発行されていますが、民意高揚のためかデザインには革命や宇宙開発、オリンピックなどが素材として多用されています。
通貨単位はルーブル（Roubles)、補助単位はコペク（Kopek)です。

ソビエト連邦の硬貨で特筆したいのはその大きさで、５ルーブル硬貨の直径はなんと３５ｍｍもあります。わが国の５００円硬貨の直径は２５ｍｍ程度ですので、その巨大さを想像してみてください。

ソビエト連邦としての通貨発行は１９９１年で終わり、ロシアおよび旧連邦の各国は自国の通貨に切り替えました。

すべての硬貨にはソビエト連邦の国章が描かれています。
国章の中央の地球儀の上の交差した槌と鎌はそれぞれ労働者と農民のシンボルであり、労働者と農民の団結を意味しています。