通貨単位はルピー(Rupee)、補助単位はパイサ(Paisa)ですが、現時点では５、２、１ルピー(Rupee)硬貨が流通しているのみで、パイサはすでに流通していません。
ほとんどのコインの裏面には国教であるイスラム教のシンボルであり、国旗にも成っている三日月と星が描かれています。
数少ない例外として、１９９８年の１ルピーには、インド・ムスリム連盟の指導者で、独立パキスタンの初代総督であるムハンマド・アリー・ジンナーが描かれています。この１ルピーの表面の建築物は、13世紀にスィンド地方のスーフィー聖者だったHazrat
Lal Shahbaz (1177-1274) の墓です。
１９７７年の１ルピーは、１９７４年にラホールで開かれた第二回イスラム・サミットを記念して発行されました。
２ ルピーの表面は第６代皇帝アウラングゼーブの命で建てられたバードシャーヒ・モスクです。
このルピーの表面は二つのバリエーションが在り、初期に発行されたものにはモスク上空の雲が在りませんね。パキスタンでも、この差異を知っている人は少ないとのことです。
１ルピーと２ルピーは、２００７年にアルミ材質のものに変わりました。
