通貨単位はタカ(Taka)、補助単位はパイサ(Poisha)ですが、高額の通貨はラク（＝１０万タカ）やクロレ（＝１００ラク）と呼ばれます。
コインは、２、１タカと 50、 25、 10、5、 1パイサが発行されています。
この国では高額紙幣は中央銀行が発行しますが、低額紙幣やコインは政府が発行しています。
すべてのコインの裏面には国章が描かれていますが、この国章は１９７１年にパキスタンからの独立を記念して制定されたものです。
国章の中央はスイレンで、バングラデシュを流れる多くの川を表しています。円周状に描かれた二本の稲束は、コメがバングラデシュの主要な作物で在ることを意図してます。
２００９年の２Takaの｢万人のための教育｣は、国連ミレニアム開発目標（MDGs）に基づいて、2015年までに世界中の全ての人たちが初等教育を受けて字が読めるようになる環境を整備しようとする取り組みです。
２０１０年の１Takaと２Takaは、初代首相のムジブル・ラフマンです。この他の１Takaに描かれた親子像は、バースコントロールを行って皆が食料を得られるための運動です。
５０Poisaに描かれた魚(Ilish)は、バングラデシュで最もポピュラーな魚で国魚に制定されています。
国名とのゆかりも深いベンガルトタイガーは絶滅が危惧されています。
